User’s munual


ハリボテの仕様及び取り扱い上の注意点など

製品についてのおことわり 

  • 材質は18ミリ合板を使用しております
  • ハリボテに過剰に負荷が加わる事が予想されるホールドを取付けての使用には経験者の適切な判断が必要です
  • 製品の仕上げには十分気をつけておりますが使用上差し支えない塗装の僅かのムラ、裏側部分のキズや汚れ等は予めご了承願います。
  • 手作りのため同じ型の商品でもサイズや形には多少のばらつきがあります。
  • BSFロゴマークの色や位置、ボルトホールの数や位置、取付用のビス穴の数や位置は必ずしも一定したものではありません。従って、商品ページのイメージ写真と実際お手元に届く商品とで多少イメージに違いが生じる事がございます。
  • 個々の商品に関しての詳しい内容についてはショッピングページに掲載いたしますが、ご不明な点があればご遠慮無くお問い合わせください。

アウトレット・お買い得品について

使用上は問題無いが、塗装ムラ・キズ・汚れ等が気になるもの等正規品に劣るとみなした商品を、その程度によって同等品よりも割引価格で販売致します。


 取付時の注意

※ハリボテの取付はタッピングビスで行います。ちょっとしたコツが必要な場合もあります。

ジムでは作業に慣れたスタッフさんが居るけれど、ホームボルダーのオーナーさんで作業が苦手な方は一読下さい

  • ハリボテ取付の際は板の厚みと下穴の角度を考慮した十分な長さのビスをご使用下さい。
  • 取付の際は予めハリボテ2~3カ所にビスを仕込み、壁にしっかり押しつけ壁からハリボテが浮かないよう様子を見ながら徐々に締めていって下さい。
  • 締め込み過ぎは下穴を傷めますのでご注意下さい。
  • ビスの下穴が傷んで来たり、ガバホールド設置で固定に不安があれば、必要に応じて取付ビスの箇所を追加して下さい。(ビス留め用下穴はビスの締め込み過ぎや取付の繰り返しで傷んで来ますので毎回チェックが必要です。)
  • ハリボテのエッジラインにはハリボテ組み立て用のビスが打たれています。ビス留めホールドを付けたい時に、塗装で隠れたビスの頭と干渉してしまいビスが打てない場合があります。その場合は無理せずに位置を少しずらしてお試し下さい。
  • ハリボテの細い部分に直接打つと割れ易いので、脇に補助ビスを打ちますとスタンスとなった際の破損防止になります。(写真参照)
  • ハリボテへのホールド取付時の過度な締め過ぎは爪付きナットの過度な食い込みを起こしますのでご注意下さい。適度に締め付けた上で周り止めビスの併用をお勧めします。

 

 

フリクいkションの調整

ハリボテの表面は形状似合わせた適度な調整をしていますが、痛く感じるときは400番くらいのサンドペーパーで調整が可能です!調整の際には力をあまり入れずに感触を確かめながら控えめに行って下さい。(やり過ぎ注意)
使用初期は塗料に因るつるつる感がありますが、樹脂ホールド同様にチョークが効きます!


 

 

 

フリクション塗装の耐久性

塗装の耐久性ですが、シューズによる集中した摩擦に関しては摩耗の進みが早いと言えます。

特にハリボテのエッジラインが頻繁にスタンスとして使用されるような状況ではそれが顕著に現れ、時に下地の合板が露出する事もあります。その場合摩耗部が荒れていなければ、見栄えは良くないですがそのまま使用出来ると言えるでしょう。

摩耗部がささくれ立った場合にはサンドペーパーをかけるなどして対処するか、危険な場合使用を中止して下さい。

 

塗装の摩耗は取付位置や向き等によって大きく変わります。

例えば、より高い位置に取り付けた場合スタンスとして使われる頻度を減らす事が出来るので長持ちすると言えます。

しかしハリボテの形状や取付け向き、周囲のホールドによっては低い位置でも問題ない場合もあり、一概に言えない所もあります。

耐久性の向上は製作の手間とコストとの兼ね合いもあり難しい課題ですが、まだまだ工夫の余地があると考え、より良い製品作りを目指します。

 

汚れに関しては、少量の水をつけブラッシングして拭き取るか、さっと洗い流すくらいなら問題ないでしょう

※ワイヤーブラシでのブラッシングは塗装を傷めますのでおやめ下さい。

105°壁にてマットから約160㎝の高さに設置

写真は取付から約6ヶ経過状態です

スタンスとしての使用頻度が高く早い段階から塗装のダメージが現れ、下地が見え始めてしまった例

その後劣化は進行したものの補修せず使用(3年以上経った今も現役!)

115°壁にてマットから約170㎝の高さに設置された例

こちらも取付後約6ヶ月経過した時の写真ですが、ハリボテに取付けられたビス留めホールドがスタンスとなっていると見られ、ハリボテ自体の塗装に目立った劣化は見られません。


左から 115°、115°、130°、115° 壁に、それぞれマットから約250㎝、160㎝、250㎝、3000㎝ の高さに設置、半年経過しています。

写真の左2つのハリボテは、スタンスとしても使われる位置にありながら特に塗装の劣化は見られません。

低い位置でも、ハリボテ周囲に付けられたホールドとの兼ね合いもありスタンスとして酷使されるのを免れて居るのかも知れませんね!

ゴール直下に設置された白いボテ(写真右端)はスタンスに使われる事が少なく矢張り綺麗な状態です

単にスタンスによる劣化と言ってもいろいろな要素がありそうです。取付位置にちょっと配慮する事で寿命が延びそうですが、余り気にせず課題優先で良いと考えます。